映画「シンデレラ」の実写版が日本でも公開され、話題となっている。アメリカでは日本より一足先に3月に公開されたため、話題や人気はすっかり落ち着いている。海外のオーディエンスは実際「シンデレラ」にどんな感想と反応を見せたのか。まとめてみた。
実写版シンデレラ海外の評価
米の大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」によると、実写版「シンデレラ」の評価は、批評家85%、一般視聴者84%の支持率を獲得している。
すでに「ベイマックス 海外の評価と反応&感想のまとめ」や「イントゥ・ザ・ウッズ 海外の評価と反応まとめ」を紹介したが、これらと比べると、「シンデレラ」の評価は「イントゥ・ザ・ウッズ」以上、「ベイマックス」以下ということになる。
同じ実写映画である「イントゥ・ザ・ウッズ」には勝るものの、アニメ映画の「ベイマックス」よりは受けが悪かったということを見ると、やはりディズニーの実写はなかなかアニメを超えられないといったジンクスがあるようにも思える。ちなみにアニメ「シンデレラ」は批評家97%、一般視聴者80%の支持率だった。
では一般視聴者は実写版についてどのような感想を残したのだろうか。以下が一般視聴者のコメントだ。
実写版シンデレラ海外の反応
アリスさん
俳優としてのケネス・ブラナーのファンではないけど、彼の監督としての努力は確固たるもので、このシンデレラの実写版は、幼少期の生活からどのようにしてシンデレラが自分の家で奴隷のようになったかを魔法のように表現している。
カルロスさん
ブラナー監督は原作に対して情熱を持って魔法のように忠実に向かいあっていたのがすばらしかった。コスチュームもゴージャスで、美術もすばらしく、視覚的エフェクトもよかった。
KJプロルックスさん
特になにも新しくないものの、この実写版シンデレラはディズニー映画のこれまで出た映画の中でベストかもしれない。オリジナルの魅力と純粋さを引き継いでいて、全シーンにおいて演技も演出もよかった。
ブラッドリー・T・ジョンソンさん
なんてすばらしい魔法なんだろう。リリー・ジェームスはシンデレラ役には完璧だし、ケイト・ブランシェットとヘレナ・ボナム=カーターには脱帽した。ディズニーの輝かしい日々に戻ったみたいな最高な作品だった。
クリスアーニさん
楽しくて、スウィートで、爽快な映画。演技も演出もよく、すごく楽しめました。ケネス・ブラなー監督が童話シンデレラのストーリーに忠実にしてくれたのがよかったし、テンポも良く、ビジュアルもよかったです。
ケイティリンレブスキャッツさん
最初は、バカな実写映画になるかと思ってて、ダサい映画とも聞いていたけれど、すぐに考え直しました。実際、映画はとても魅力的で、面白く、シンデレラの物語を上手く再現していました。
クラリーサさん
思っていたよりバカっぽかった。おそらく子供向けの童話に対して期待した自分が悪いんだけど、実写にするならもうちょっと理にかなっていて、成熟したストーリーになると思ってたのに違った。魔法でカボチャを馬車に変えるシーンが特にアホすぎた。なんで建物の中で魔法を使わないといけないの? なんでカボチャを外に出してやらないの?
ロレンソさん
悪くはないけど、よくもない。オリジナル(アニメ)を見たことがある人は驚くこともないし、印象付けられることもないはず。おそらくマレフィセントよりも劣るかも。なんていっても先が読めるのがダメだし、衣装はCGを使いすぎて派手になりすぎという感じ。