アメリカはニューヨークのマンハッタンに突如として現れた、魔法の絨毯に乗ったアラジン。人ごみや自動車の隙間をひょいひょいと進むその姿はディズニーの世界そのものだ。まるで宙に浮かんでいるかのように見える乗り物の正体とは一体?
NYに現れたアラジン
この粋なドッキリをしかけたのは、アメリカでは有名なビデオブロガー&ユーチューバーのジェシー・ウェレンズと映画監督のケイシー・ネイスタットの二人。ウェレンズがコスチュームに身にまとい、小さな帽子を被ると、その姿はまさにアラジン。彼の後をカメラが追いかけ、夢のような映像とニューヨーカーの自然なリアクションを見事に映し出している。
一体、このドッキリはどうやってやっているのだろうか? 実は魔法の絨毯に見える乗り物にはリモコン搭載のスケートボードが装着してあり、坂道じゃなくても絨毯が自動で動くような仕組みになっているのだ。ただ、撮影したケイシー・ネイスタットはスケボーに乗ってアラジンの後を追いかけるという少々危険な撮影を敢行。また、空からの映像はドローンを使って撮影し、これもまた一味違った面白い視点を与えている。
この企画はハロウィンのために二人が実施したもので、人々を騙したり、怖がらせたりするドッキリとは違って、多くの人々に喜びとサプライズを提供したのが、なんとも素敵である。日本でもハロウィンは渋谷を中心に大盛り上がりだったが、まだ仮装パーティーの粋を超えていない。それに対して本場アメリカではハロウィンに対する気合の入れ方もスケールがまるで違うのだった。