恐竜と少年の友情を描いた感動アニメーション「アーロと少年」。アメリカでは今年のナンバーワンファミリー映画との呼び声も高く、評価はまずまずといったところ。ではそんな作品の声優を担当したのは一体どんな俳優たちなのか。日米のキャストをまとめてみた。
アーロと少年の英語版&日本語吹き替え版の声優一覧
1、アーロ レイモンド・オチョア/石川樹&古賀瑠
気弱な恐竜アーロを演じるのは14歳にしてすでに多くの映画、TVドラマに出演する天才子役のレイモンド・オチョア君。兄のライアン・オチョアもまた俳優で、アメリカではオチョアブラザーズとして知られている。
日本語吹き替え版でアーロを担当するのは今注目の子役俳優、石川樹(いしかわたつき)。2003年生まれの若干12歳の少年は、「花燃ゆ」で小田村篤太郎(おだむらとくたろう)役を演じて話題になり、本作で急遽主役に抜擢された。もちろんディズニーアニメは初出演。弱虫なアーロを彼がどんなふうに演じるのかに注目だ。
また、忘れてはならないのがアーロの幼少期を演じる古賀瑠(コガルイト)。2004年生まれの子役俳優で、これまでテレビドラマ「奇妙な恋の物語〜恋するエスパー〜」やすき家のCMなどに出演したことのある新人だ。アーロの幼少期のパートはわずかだが、可愛らしい声を披露してくれている。
2、ブッチ サム・エリオット/松重豊
Tレックス一家のお父さん、ブッチはベテラン俳優サム・エリオットが担当。名わき役として知られ、映画にも多数出演。また、渋い声を生かして数多くのCMのナレーションもこなしている。ブッチの低くて太い声はまさに適役。
対する日本の声優は松重豊。『アウトレイジ ビヨンド』などの映画でお馴染みの強面の演技派俳優で、恐竜ブッチをどのようにアレンジするのかに注目。
3、アーロのママ フランシス・マクドーマンド/安田成美
アーロのママ役は大ベテラン女優にして、ジョエル・コーエン監督の妻であるフランシス・マクドーマンドが担当。代表作は「ファーゴ」の警察官役で、これまで数々の賞に輝いている実力派。
対する日本語吹き替え版は女優の安田成美。素敵なお母さんのイメージが強い安田成美だからこそ、アーロ思いの優しいママの役がぴったりかも。
4、ラムジー アンナ・パキン/片桐はいり
バッチの娘ラムジーを演じるのはカナダ人女優のアンナ・パキン。『ピアノ・レッスン』の少女役といったら思い出す人も多いはず。同作では映画初出演にして、アカデミー助演女優賞を受賞するなど幸運の持ち主でもある。大人になってからも映画にコンスタントに出続けている。代表作はX-MENシリーズ。
対する日本からは超個性派女優の片桐はいりが起用されている。お転婆の恐竜をどんなふうに料理するのかが見もの。
5、ナッシュ A.J.バックリー/八嶋智人
バッチの息子ナッシュを演じるのはアイルランド出身の俳優A.J.バックリー。代表作はTVドラマの『CSI:ニューヨーク』。そのほかは多数の映画やTVドラマに出演しているもののちょい役が多く、長年陽の目を見ずに苦労してきた経験を持つ。これを機にディズニー映画に連続して出演がなるかどうかに注目。
対する日本版は俳優だけでなく、マルチタレントとして活躍する八嶋智人。『トリビアの泉』での名司会が話題を呼び、様々なバラエティ番組に出演。映画やドラマでも面白キャラを演じることが多い。
6、少年スポット ジャック・ブライト/日本語吹き替え版不明
ほぼセリフはないものの、雄たけびやうなり声などでインパクトを残した少年スポットには、無名の俳優ジャック・ブライト君が起用されている。無名ながらディズニー映画では本作のほかにも「モンスターズ・ユニバーシティ」で声優を担当した。
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