世界各国で高い評価を受けているディズニー・ピクサーのアニメ「リメンバー・ミー」。他の作品同様本作にも隠れキャラやトリビアが満載となっている。ではあなたが気づかなかったであろう秘密を一挙紹介する。
1、ピザ・プラネット
ピクサー作品に必ずといっていいほど登場するトラックがピザ・プラネットのデリバリーカーだ。今回も例外ではなく、一瞬登場するのでぜひ見つけてもらいたい。
ピザ・プラネットのデリバリーカーがスクリーンに現れるのはミゲルが家の窓の外を覗いているシーンでのこと。ピザ・プラネットの車が音楽を流しながら走行すると、音楽を禁止するミゲルのお婆さんはすぐに窓を閉めてしまう。
あまりにも一瞬のことなので気づかなかった人はぜひもう一度確かめてみよう。メキシコが舞台だけに車には「Pizza Planeta」とスペイン語表記されているのが面白い。
2、ニモやドリーがいる
サンタ・セシリアの広場に向かう道中でミゲルがフィギュアを売っている売店の前を通るが、よく見るとそこには見覚えのあるキャラクターがいる。
そう、「ファインディング・ニモ」のニモやドリーがいるのだ。
同じテーブルには「ファインディング・ニモ」のデスティニーや「レミーのおいしいレストラン」のレミーの姿もある。
別のシーンでは、ミゲルの家にあるオフレンダ(祭壇)を注目してもらいたい。ここにもロウソクなどと混じって画面右下にニモの姿があるのだ。
3、トイ・ストーリーのウッディとバズ・ライトイヤーがいる
広場に近づくと、メキシコ伝統の人形を売っている家が一瞬だけ画面に映る。その人形とは他でもないトイ・ストーリーのウッディとバズ・ライトイヤーだ。
ちなみにこの人形はピニャータと呼ばれる、くす玉人形でメキシコでは祭のときなどにお菓子やおもちゃなどを詰めて子供向けに売られる。ピクサーの世界ではピニャータすらもお馴染みのキャラクターに変身してしまうのだ。
4、ルクソボールがある
ルクソボール、またはピクサーボールの愛称で知られる星のマークが入ったボールもピクサー映画ではお馴染みのアイテム。本作では二回登場したのに気づいただろうか。
ひとつは村の売店で売られているルチャ・リブレのマスク。よく見るとこれがルクソボールデザインになっている。
もう一つは死の国で猿がダンテの上に乗って飛び跳ねるシーンでテーブルにルクソボールが置いてあるのが分かる。これも一瞬なのでついつい見逃してしまいがちだ。
5、秘密の暗号A113
ピクサー映画で必ず出てくる秘密の暗号といえば「A113」。本作でも意表をついたところにそのコードが登場した。
そのシーンとはミゲルの先祖が一堂に会した死の国での入国審査でのヒトコマ。先祖たちがミゲルの状況について話し合う、その部屋のドアに書かれているのが他でもなく「A113」だ。
6、カーズ
「リメンバー・ミー」の前に上映されたディズニー映画といえば「カーズ・クロスロード」。実はこれにまつわるトリビアも劇中に見つけることができる。
例えばトウモロコシを食べている村の少年が履いている靴に注目してもらいたい。95番といえばライトニング・マックィーンのナンバー。そしてスポーツカーのデザインを見ればこれがカーズに関連してるのは一目瞭然だろう。
また、ミゲルがふざけて家でプロレスごっこをしているとき、彼が着ているタンクトップもライトニング・マックィーンのデザインになっている。
7、メキシコの偉人たち
「リメンバー・ミー」ではすでに亡くなっているメキシコの偉人たちがガイコツのキャラとして登場している。その代表格がメキシコが世界に誇る女性画家フリーダ・カーロ。
フリーダ・カーロは毛深いことで知られ、眉毛がつながっているのが特徴。それをモチーフにしたのがこのキャラクターだ。
ちなみに劇中に出てくる猿とフリーダ・カーロの絵は実在する絵のパロディー版だ。
ほかにもメキシコの伝説的なプロレスラー、エル・サントがパーティーの入り口で女性ファンと写真を撮るシーンがある。エル・サントは1930年代から1980年代までプロレスの第一線で活躍した。
8、トイ・ストーリーのシドがいる
トイ・ストーリーの意地悪キャラといえばシド・フィリップス。玩具を乱暴に扱う荒っぽい性格の彼が本作にも姿を現している。
そのシーンとは死者の国での音楽コンテストでの下りだ。長髪に伸ばした髪の毛を見るとまるで別人だが、トレードマークのどくろのTシャツを着ていることからシド・フィリップスである可能性が高い。
9、マッキントッシュ
1980年代に市場に売り出され、大ヒットを飛ばしたパソコンといえばアップル社のマッキントッシュ。死の国では入国管理局が当時の古いマッキントッシュを使っているのが分かる。
よく見ると、フロッピーディスクの入り口などが忠実に再現されている。ではどうして「リメンバー・ミー」にマッキントッシュが登場するのか。それはピクサーの生みの親が他でもないアップル社の創立者スティーブ・ジョブスだからだ。
10、Mr.インクレディブル
ピクサー映画の中では必ず次回作のヒントが隠されている。ちなみに本作の次に公開されるのは「Mr.インクレディブル2」だ。
ミゲルとヘクターが死者の国を歩いていると、ちょうどデラクルス広場で音楽コンテストが始まろうとしていた。デラクルス広場では人々が花火をしたり、音楽コンテストを前に興奮気味になっている。
そのシーンでの家の壁を目を向けると、ガイコツになったMr.インクレディブルのファミリーがポスターが貼られているのが分かる。
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