アナと雪の女王2がアメリカおよび日本で劇場公開され、話題を呼んでいる。そこでこの記事では、まだ見ていない人、あるいはすでに見た人もより本作を楽しむためにトリビアの数々を一挙紹介する。
ダンボ、ベイマックス、トトロ
物語は子供のアナとエルサが雪のおもちゃで遊ぶシーンからスタートします。二人が持っているおもちゃはエルサの魔法によって作られたおもちゃで、よく見ると中にはダンボ、ベイマックス、そして隣のトトロに似た形をしているおもちゃがあるのが分わる。
雪のおもちゃはどれも白いのではっきりとは見えないが、注意してみると、お馴染みのキャラクターに見えるはず。
オーケン
前作でサウナ付きの山小屋で登場したキャラクターといえばオーケン。オーケンは体が大きく、温厚で客が来ると、自家製の日焼け止めを売ろうとしてくる憎めない性格の持ち主だった。
そんな彼が実は本作にもカメオ出演している。そのシーンとは、アレンデール王国の国民が丘の上に避難する一コマでのこと。丘からアレンデール王国のことを心配そうに見つめる人々の中にひときわ大きな体をした男がいるが、それがほかでもないオーケンだ。
ミッキーマウス
これまでディズニー映画には多くの隠れミッキーが登場してきましたが、本作も例外ではない。
そのシーンとはアナ、エルサ、クリストフ、オラフがファミリーゲームをやっているときの場面で、オラフの番になったとき、彼は次から次へと姿を替えるが、その中の一つが間違いなくミッキーマウスだ。
もう一つは、エルサが物語の前半で主題歌イントゥ・ジ・アンノウンを歌う下りでは、彼女が雪の魔法を使ったときに現れた模様がミッキーマウスの耳の形になっていた。
マッテア・コンフォルティ
本作で少女のエルサ役の声を演じたのは、子役女優のマッテア・コンフォルティだ。
マッテア・コンフォルティは実はブロードウェイのアナと雪の女王の演劇にも出演しており、そのときにはアナの役をこなしたことでも知られている。つまり舞台ではアナ役をやった女優が映画ではエルサの役を務めたのだ。
エルサの氷の城
前作でエルサが一人寂しく身を潜めていた場所といえば氷の城。その氷の城が本作にも登場したのに気付いただろうか。
そのシーンとはエルサ、アナ、フリストフ、オラフがとなかいのスヴェンの引く馬車に乗って魔法の森へと向かっている場面で、おしゃべりのオラフが雑学をひけらかしているとき右側に見えるのがほかでもないエルサの氷の城だ。
メリダとおそろしの森
エルサたちが魔法の森の入り口に入ろうとしたとき、そこにそびえたつ4つの大きな岩があった。
それぞれが風・火・水・地などの四元素を現しているが、あの岩の形はどこかで見おぼえがないだろうか。そう、実はあれはメリダとおそろしの森に登場するリング・オブ・ストーンズをモチーフにしたものだったのだ。
ニュート
かつてディズニーピクサーはニュートという名前のサラマンダーを主人公にした映画を企画していた。ところがこの映画のプロットが、2011年に20世紀フォックスによって公開された「ブルー 初めての空へ」と似ていたため、お蔵入りになった経緯があった。
しかし本作ではそんな幻のキャラクターが火の精霊として蘇っていた。名前こそニュートではなく、ブルーニーだったが、あれはおそらく日の目を見ることなくして消えていったニュートのオマージュだろう。
ボヘミアンラプソディー
アナと森の中ではぐれてしまったクリストフは、その寂しさを曲にしてロスト・イン・ザ・ウッズという歌を歌う。そのときクリストフと一緒にトナカイたちがコーラスを歌うが、数匹のトナカイとクリストフが黒い背景を背にして歌う一コマがある。
あれはもちろんクイーンの代表曲ボヘミアンラプソディーをモチーフにしたものだ。
雪だるま作ろう
ラストでアレンデール王国に再び平和が訪れたとき、エルサはアナに「Do you wanna build a snow man? (雪だるまを作りたい?)」と聞くシーンがあった。
あれはもちろん前作の挿入歌雪だるま作ろうの歌詞から引用したものだ。
ちなみに物語の中でエルサが凍ってしまったときにオラフも一緒に消えてしまったのは、オラフがエルサの魔法によってできた雪だるまだからだ。そのためエルサの魔法があればオラフは復活できるのだった。