「Mr.インクレディブル」はディズニー・ピクサーによる超能力を持った家族の痛快コメディー・アクションで個性溢れるスーパーヒーローが多数出演するアニメファンには必見の作品だ。
もちろんこの作品にもピクサー恒例の隠しメッセージやサイドストーリーが盛りだくさんだ。思わずもう一度見直したくなる「Mr.インクレディブル」のトリビアをここに紹介する。
映画Mr.インクレディブルにまつわる7つの秘密&トリビア
1、お馴染みの暗号A113
ピクサーではすっかりお馴染みになった暗号A113がこの映画でももちろん登場する。研究施設の管制塔のパネルに暗号が出てくるが、なぜか「A1」とだけ書かれている。しかしよく見ると、セル番号が13となっており、二つ合わせて「A113」が完成するといった演出がされている。
暗号の意味については、「ディズニー映画に登場する秘密のコード「A113」とは?」を参照。
2、ジャック=ジャック・パーの玩具の中にある謎のボール
パー家の末っ子、ジャック=ジャック・パーの玩具の中にピクサー映画を象徴するあるボールがある。青と黄色のカラルフな星のマークの入ったボールのことである。
実はこのボール、ピクサー映画に度々登場しているボールでピクサーボールやルクソー・ボールなどと呼ばれている。これまでざっと思いつくだけでも 、「トイ・ストーリー」、「カールじいさんの空飛ぶ家」、「モンスターズ・インク」に登場している。
ルクソー・ボールと呼ばれるようになったのはピクサー映画に度々登場する電気スタンド、ルクソーJrがこのボールと遊ぶのが好きなことが由来しており、その話を基にしたショーフィルム「Luxo Jr.」まで存在する。
3、シンドロームの表情
敵役シンドロームの表情はブラッド・バード監督の表情を基に作られたものだ。監督のインタビューなどを見ればところどころにシンドロームを思わせる表情が出てくるのが面白い。
4、近所の少年
パー家の近所で三輪車を乗って遊ぶ少年。彼はいつもMr.インクレディブルがなにかすごいことをしないかと期待してジロジロみている好奇心旺盛な男の子だ。実はこの男の声を担当したのがブラッド・バード監督の実の息子なのだ。
5、エドナ・モード
スーパーヒーローのコスチュームをデザインするいえばこの人しかいない。そう、エドナ・モードだ。実は彼女のモデルは、実在する有名デザイナーで、アカデミー衣裳デザイン賞の常連であるイーディス・ヘッドだ。
エドナ・モードはオスカーの授賞式にアニメキャラとしてCGで出演した。
ちなみにエドナ・モードの声を担当したのは、ブラッド・バード監督監督本人だ。もともとテストとして監督本人が声を吹き込み、その後何人かの声優をオーディションしたが、監督の声を超えられる人物が見つからず結局そのまま監督の声が採用されることとなった。
6、イラスティガールはパクリだった?
実はMr.インクレディブル以前にすでに「イラスティガール」と呼ばれるキャラクターがアニメ界には存在し、その権利を保有しているのがDC Comicsだった。しかしながらDC Comicsがディズニーにキャラの使用を許可したことで、「イラスティガール」の名前をそのまま使えるようになったのだ。
7、伝説の予告
2004年11月に全米公開される大分前に「Mr.インクレディブル」の予告動画ができあがったが、その動画の中には本編では使われなかった未公開シーンなども含まれており、今では伝説の予告とされている。
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