ディズニー映画には細かなシーンに数々の秘密のメッセージが隠されていることをご存じだろうか。今回紹介するのは秘密のコード「A113」。なんとこれまでディズニーの10作品以上にこのコードが何気なく登場しているのだ。そこに隠された意味とは?
ディズニーピクサーの秘密のコードとは
ふとしたところに出てくる暗号「A113」。一見なんの意味もなさそうなコードも偶然にディズニー映画に度々登場しているわけではない。例えば「ウォーリー」に出てくるこのシーン。ウォーリーが宇宙船で使ったコードナンバーである。
続いて「トイストーリー」のワンシーン。持ち主のアンディーの母親が運転する車のナンバープレートも同じ番号。
「レミーのおいしいレストラン」でネズミの耳につけられた番号も「A113」。
シンプソンが捕まったときの受刑者番号も「A113」。
これで偶然じゃないことは分かったはず。さて、「A113」の意味を暴露する前に以下の映画のシーンでもそれぞれの画像に「A113」が潜んでいるので、ぜひ探してみよう。あなたは何個見つけられるだろうか。
1、リロ・アンド・スティッチ
2、プリンセスと魔法のキス
3、モンスターズ・ユニバーシティ
4、カーズ2
5、カーズ2
6、カーズ
7、バグズ・ライフ
8、ファインディング・ニモ
9、アベンジャーズ
答えはこちら。
A113の意味
さて、「A113」の意味だが、これら全ての映画はディズニーの子会社ピクサーの作品であるというのがポイントである。この暗号は実はピクサーの起源といってもいい数字なのである。
というのも、1986年2月3日に設立されたピクサーで後に活躍するクリエイターたちの多くは米カリフォルニア州にあるアートスクール「California Institute of the Arts カリフォルニア芸術大学」の出身で、彼らが在学中に通っていた教室が「A113」だったのだ。つまり「A113組」という意味なのである。
「A113組」は同大学でグラフィックデザイン&アニメーションキャラクター学部が発足した初めての年に使われた記念すべきクラスルーム。その場所に強い愛着があるのか、あるいは当時の仲間に敬意を表してか、現在でもピクサーのクリエイターたちはアニメの中にクラスの番号を刻み込んでいたのだ。
次からピクサーの映画を見るときはぜひ、この番号を探しながら見てみよう。きっとオモシロさが倍増するはずだ。