トイ・ストーリー3はシリーズ最高傑作といっても過言ではないんじゃないでしょうか。笑いあり、涙ありの超大作。そんな映画にディズニー・ピクサーが謎や秘密をばら撒いていないはずがないです。そこであなたの知らない トイ・ストーリー3のトリビアをここに一挙公開します。
オープニングシーンの意味
物語は、一つ目のバートとベティがお金を強奪して逃亡を図るシーンからスタートします。
バートとベティはエイリアンを連れていますが、いずれも眼帯をしているのが特徴です。英語ではバートのことをOne-Eyed Bartと言いますが、エイリアンの車のナンバープレートは彼の名前にちなんで、1I BARTとなっているのに気付いたでしょうか。
では一体なぜ冒頭でいきなりあのバートが登場したのでしょうか。実、あの一連のオープニングシーンは、全てトイストーリー1のシーンのオマージュになっているからです。
忘れてしまった人はぜひトイストーリー1をもう一度見直してみてください。一番最初に登場するキャラがバートことポテトヘッドだからです。ちなみにバートとは少年アンディが遊んでいるときにポテトヘッドに勝手につけた名前です。
また、ウッディの「両手を高く上げろ」や「俺には恐竜がいる、犬はイチコロさ」といったセリフや、バートの「金だ」といったセリフや「やめろ、俺には犬のバネバリアがいる」といったセリフは日本語訳では多少違いがありますが、オリジナルの英語のセリフを聞くとトイストーリー1の冒頭で使われたセリフとトイストーリー3で使われたセリフは同じなのです。
アンディの部屋
アンディの部屋にはほかのピクサー作品などのトリビアがたくさん隠されています。例えば壁にあるポスターはトイストーリー3の次に劇場公開されたピクサー作品、カーズ2のフィン・マックミサイルのポスターが貼ってあります。
ほかの壁には、同じくカーズのキャラクター、スノットロッドのポスターがありますね。
また、机の上には、短編映画のキャラクターであり、多くの作品にカメオ出演しているルクソーJr.がいますね。
ドアに貼られたステッカーはモンスターインクのステッカーです。同じドアにはファインディングニモに登場する亀の子供スクワートのステッカーもありますね。
さらに棚を見ていくとMr.インクレディブルでイラスティガールことヘレンが夫のボブを助けに行ったときに使ったジェット機の玩具がありますね。
続いて注目したいのは、アンディの部屋にあるコルクボード。ほかの物に隠れてよく見えませんが、ここには旅行先で買ったようなポストカードがあり、なんとかLANDと書かれていますね。
実はあれと同じポストカードがカールじいさんの空飛ぶ家ではカールじいさんの家の鏡に飾られていました。
アンディの部屋ではありませんが、妹モリーの部屋ではティーン雑誌があり、その表紙にはファインディングニモに登場した葉を矯正中の女の子が掲載されています。
シド・フィリップス
トイストーリー1に出ていた玩具を乱暴に扱う少年シド・フィリップスを覚えているでしょうか。実は本作にも彼が登場します。
大人になった彼はゴミ収集作業員としてアンディの家の前を通り、もう少しのところで玩具が入ってるゴミ袋を持って行ってしまうところでした。
また、ラストでウッディたちを家まで届けてくれるのも彼でしたね。年齢こそ変わっても、お気に入りのTシャツはそのまま。
ちなみに本作でシド・フィリップスの声を担当したエリック・フォン・デットンは、トイストーリー1でもシドの声を担当しており、15年の年月を経て同シリーズにカムバックしています。
ロッツォ・ハグベア
本作の敵キャラといえば、抱きつくのが大好きなロッツォ・ハグベア。一見、フワフワして可愛らしいぬいぐるみですが、実は保育園を支配する悪の番人でした。そんな彼が実は別の作品にも登場していたことをご存じでしょうか。
その作品とは、「カールじいさんの空飛ぶ家」です。女の子が家の中で飛行機の玩具で遊んでいるシーンで、ベッドの横に置いてあるのがロッツォ・ハグベアだったのです。
ガレージ
本作ではアンディの家のガレージの中も映っていましたが、そこに見覚えのある自転車がありました。そう、あの自転車は、レミーのおいしいレストランのレミーが使っていた自転車と同じものです。
また、ガレージから出てくるアンディのお母さんの車のナンバープレートは、ピクサー映画に度々登場する暗号A113でしたね。
A113はピクサーのクリエイターたちがかつて通っていたカリフォルニア州芸術大学の教室の番号で、ピクサーの起源ともいえる大事な番号のことです。
サニーサイド保育園
本作の物語の中心となるのがウッディたちがたどり着いた託児所、サニーサイド保育園です。そこには入り口に子供たちの絵が飾られていますが、その中にはルクソボールとして知られるピクサーボールの絵がありますね。
保育園の中にはたくさんの隠れキャラがいましたね。中でも日本人にとって一番嬉しいのはとなりのトトロのトトロがいたことじゃないでしょうか。
トトロはウッディやポテトヘッド夫妻らと共演しており、夢のコラボが実現しています。ディズニーのスタッフの中にはジブリファンも多く、本作では特別にジブリから許可をもらって登場することになったそうです。
ほかにもみんなが集合しているシーンではカーズのライトニング・マックィーンや、ファイディングニモのエイ先生もいますね。
また、ウッディが台座に車輪がついた電話機のおもちゃ、チャターフォンと話しているシーンでは、かごの中にルクソボールが見えます。
さらに棚の下に隠れている玩具たちは、短編映画ティントーイの登場キャラたちです。ちなみにティントーイのキャラはトイストーリー4にも登場しますね。
バズライトイヤーが自動販売機の中に忍び込もうとするシーンでは、お菓子に注目です。そこにはミスターインクレディブルから取った、インクレディブルズという名前のお菓子や、リー・アンクリッチ監督の苗字から取った、グラニー・アンクリッチズという名前のお菓子がありますね。
ちなみにロゴの絵のお婆さんは、レミーのおいしいレストランに登場するお婆さんです。
乾電池
ピクサー映画では乾電池に隠しメッセージが隠されていることが多々あります。本作の場合、バズライトイヤーの背中に入っていた乾電池は、映画ウォーリーに出てくる大企業「Buy N. Large」の乾電池でした。
一方で、自動販売機の中にあった秘密の部屋では玩具たちがギャンブルをしていましたが、あのシーンでもいくつか電池が映っています。
その一つの「ッピーパワーというメーカーの電池は両側ともプラスになっているのが特徴です。それもそのはずハッピーパワーにはマイナスなどないからです。
同じ部屋にはリヴォルティングというメーカーの電池もありますね。あの電池は、カーズ2に登場する企業の名前です。
シャイニング
ピクサー映画とは無関係ですが、ホラー映画の名作シャイニングのトリビアも隠されています。シド・フィリップスがゴミを回収に来たシーンでは、ごみ収集車のナンバープレートがRM237でしたね。
あれはシャイニングのルーム237のオマージュです。ルーム237は少年ダニーが見知らぬ女に首を絞められた場所で、ジャックが入っていくと美女が老婆に姿を変える、呪われた部屋でした。
ちなみにトイストーリー4にもシャイニングのトリビアがありましたね。
アンディのお母さんはトイ・ストーリー2のエミリーだった
息子におもちゃを片付けるように言うアンディのお母さんは実はトイ・ストーリー2に出てくるジェシーの持ち主であるエミリーだったのです。ジェシーといえばお転婆の人形。以下の写真のカウボーイハットに注目してください。
なんと同じハットをトイ・ストーリー3でアンディがかぶっているのです。
このハットは実はトイ・ストーリー2でも登場しています。ベッドの上に置いてあるハットがそれ。そう、これはエミリーのハットなのです。
その大事なハットをエミリーは自分の息子にプレゼントしたのでした。
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