オオカミの家族に育てた少年の物語「ジャングル・ブック」の実写版が大ヒットを記録している。ではなぜこの映画が成功したのか。その答えを知るべく海外の視聴者の感想をまとめてみた。
大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」において「ジャングル・ブック」は今現在、批評家95%、一般視聴者92%の支持率を得ている。つまりプロも素人も大部分が本作に好意的な評価を与えているということだ。
では一体実際に海外ではどんな感想が寄せられているのかここに紹介する。
実写版ジャングルブックの海外の反応
ジョティー・シャルマさん
「ジョン・ファヴロー監督は物事に驚く気持ちを見るものに与えてくれている。彼をそれをすでにみんなが知っているストーリーでやっているのがすごい」。
エドガルドさん
「技術、ナレーション、ビジュアルで成功していて、オリジナルよりは劣るけれども、ハートが温まる。」
デビッドさん
「有名な小説に新しい視点を加えて忠実に映画化しようとすると、上手く行けばその映画は頂点に達することができる。ただ映画自体の意味を理解できるなんてことは望まないほうがいい」
ローレン・チュバルさん
「ジャングルブックはほとんどがLAの室内って撮影したにも関わらず、インドのジャングルを旅しているように見える。葉っぱ一枚一枚がリアルすぎて、コンピューターグラフィックとは思えない」
ウィリアン・ベネガスさん
「ストーリー自体も面白いし、映像が素晴らしく、ミュージカルシーンも完璧で頭に残る」
トニー・メデレイさん
「7歳の子供が見るには満点の映画で、CGは迫力があって美しいけれど、アニメ的で大人はとても2時間は我慢できない。7分以上ある長いアニメからは助けてもらいたいぐらい」
カルロスMさん
「ビジュアルエフェクトがあるからこそ、この実写版が見る価値があって、そのほかは原作とほとんど同じ。言ってみればちょと安全パイを狙った感じで、あまり印象的ではない。見終わったらすぐに内容を忘れると思うよ」
KJPさん
「もし1967年に公開されたアニメ・ジャングルブックのファンだったら、絶対に見るべき映画。最近のディズニーはクラシックな作品がリメイクされるのが流行っていて、実写化されるのもよくあること。ディズニーの最近の実写とアニメの業績を考えると、ジャングルブックを見るにも興奮を抑えられなかった」
グレンGさん
「ストーリーにも映像にも驚かされた。ときには生死に関わる悲痛なストーリーになるので、この物語で子供を楽しませるという意味ではすごいことだと思う。自分の期待をはるかに超えてくれた」
ジェフBさん
「最も素敵なストーリーが、最もバランスの取れた楽しい映画の一つになっている。最低限の要素だけではなくキャラクター、アドベンチャー、エンターテイメントも含まれている。ここ6年でディズニーはアリス・ワンダーランド、マレフィセント、シンデレラなどいい実写版を作って映画ファンを魅了している」
ムービーゲインツさん
「公開前に特別に見ることができてディズニーには本当に感謝している。1967年公開のアニメの実写版だけれど、オリジナルを超えたといってもいいほどのレベル。今年だけでもディズニーはザ・ブリザード、ズートピアとこのジャングルブックが上映されたけど、この映画は映像は奥深く、全てのシーンがLAの撮影所で撮られたなんて信じられない」
まとめ
やはり大方の意見はとても好意的で、特に「映像がすばらしい」という感想が多い。確かにまさかCGだとは思えないような迫力満点で、リアルな映像で埋め尽くされているのが本作の一番の売りだ。
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