シュガー・ラッシュには合計で188のゲームキャラクターが出演していると言われており、その全てを把握するのはおそらく不可能である。
通常、ディズニー映画といえば登場人物は40人から60人だが、この映画はその3,4倍の数なのである。そのためどこのシーンに誰が出てくるかを探すだけでも面白く、ついつい何度も見てしまう作品だ。
もちろん、面白いのはなにもキャラクターだけではない。舞台裏の丸秘エピソードにもこの映画に込めたディズニーの強い思いが表れている。
シュガー・ラッシュの10の秘密
1、ゲームキャラが大集合している。
ストリートファイターのベガ、ザンギエフ、春麗、リュウ、ケン、キャミィ、ブランカを始め、ソニックシリーズからソニック、Drエッグマン、パックマンからパックマン、あかんべえ、獣王記のセガ・バン・ベイダー、キューバートからキューバート、コイリー、スリック、サム、アッグ、ダンスダンスレボリューションの女の子など、とにかくたくさんのキャラが登場しており、全部を把握するのはまず無理だろう。
また、出演こそなかったマリオの名前もセリフの中に登場する。これは任天堂が出演許可を出さなかったためだという。
2、ストリートファイター2のリュウ、ケン、ベガ、ソニックシリーズのソニックの声優はオリジナルの声優が出演している。
リュウやケンのお馴染みの技「波動拳」など、誰もが知ってる声は全部オリジナルのもの。実際のゲームも映像を流れるなどかなり本格的な仕上がりとなっている。
3、ヒーローズ・デューティのキャラクターのモデルはアメフト選手
ヒーローズ・デューティのソルジャーたちはアメフト選手をモデルに製作された。筋肉隆々の彼らの動きをよりリアルに再現するためだ。なお、ヒーローズ・デューティ内のバトルフィールドはカリフォルニアの空軍の基地がモデルになっている。
4、ミッキーがいる。
よく見ないと分からないが屋外のシーンの遠くにある看板にはミッキーマウスがいる。気がつかなかったという人はもう一度探してみよう。
5、コナミコマンド
キャンディ大王が、コナミの裏技として知られる「上上下下左右左右BA」というコナミコマンドを使う重要なシーンがある。日本のゲーマーには懐かしいコマンドだが、アメリカ人にもお馴染みのあるコマンドで、「コナミコード」と言われている。
6、声優たちのレコーディングは合同で行われた
普段は別撮りで行われるのが当たり前のアニメのレコーディングだが、シュガーラッシュの場合、即興のセリフが成り立つようにと、主要キャラクターを演じた声優たちは合同でやったという。そのせいか登場人物同士の言葉の掛け合いはばっちり。ユーモア溢れる会話に笑いがこぼれること間違いなしだ。
7、スガーラッシュの世界感はスペインの有名建築家アントニオ・ガウッディをモチーフにした。
ディズニーはシュガー・ラッシュの世界に、サグラダファミリアで知られるガウッディの作品の数々を投影した。丸々したユニークな建築物を作ることで知られるガウッディの作品は、キャンディで溢れるお菓子の世界にぴったりだったという。
8、宮﨑駿をリスペクト
レーサーの一人にミンティ・ザキという少女がいるが、このザキとは宮﨑駿から取った名前だ。ディズニーピクサーのスタッフは宮﨑駿の作品を高く評価していることから、映画の中で彼に敬意を示すことも珍しくない。ちなみにピクサーの「トイストーリー3」にはトトロが友情出演している。
9、製作過程の努力
映画制作中、ディズニーはスタッフにコントローラーやジョイスティックを実際に使ってゲームをすることを推奨していた。それだけでなくスタッフたちはゲーム製作会社を訪問し、製作風景を見学した。
加えてパン屋、キャンディ工場なども訪問。さらなる勉強のためにドイツのケルンで開かれた世界洋菓子フェアにも参加した。そこでの経験がシュガー・ラッシュの舞台づくりに役立ったのだ。
さらにヴァネロペのレーシングカーを作る過程をリアルに再現するためにデトロイトのトラック工場にまで足を運んだ。
10、フィックスイット・フィリックス、ヒーローズ・デューティ、シュガー・ラッシュは実際にプレーできる?
実は期間限定でディズニーのホームページで実際に映画の世界に登場したゲームが公開されていた。ゲームはドンキーコングを彷彿させるレトロな作りになっており、ファンの間ではかなり話題を呼んだ。
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